読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ことば の おしごと

私はリハビリテーションライターです 言語聴覚士をしています

ことばがけへの意識

泣いてしまいました。

プロフェッショナル 仕事の流儀

「訪問診療医 小澤竹俊」です。

 

在宅で療養する患者さんとご家族を支え、

看取りまで行う医師。

 

小澤先生の患者さんやご家族への

ことばがけが秀逸でした。

ゆっくり簡潔に。

ひとつのことばがけを

30~45秒以内にするようにしていると。

 

ひとつひとつことばの隅々まで

意識が行き届いているように感じました。

 

きちんと聴く。

相手から視線を外さない。

やや微笑みを浮かべた表情で。

沈黙をとる。

相手のことばをそのまま返すこともある。

 

大丈夫、伝わっていますよという

先生の患者さんやご家族への

想いがみえるようでした。

 

自分の患者さんへのことばがけを

振り返りました。

ひとつのフレーズが長すぎる。

間のとり方が足りない。

配慮が不十分であったと反省しました。

コミュニケーションの専門家として

恥ずかしいことです。

 

小澤先生の本

「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」

早速、予約しました。

 

 

番組のなかで

ディグニティセラピーという

精神療法的アプローチが出てきました。

終末期の患者が人生を振り返り

周りの人に大切なことや

憶えておいてほしいことを話す機会を作る

ものだそうです。

 

訓練を受けたセラピストが聴き取り

手紙を書いて残す方法がとられていました。

 

いよいよ最期というときになって

患者さんの耳元で

ご家族によって読まれる手紙。

その手紙はこれからご家族に何度も

読み返されることでしょう。

 

前回のブログで書いた青山ゆみこ氏の

「人生最後のご馳走」。

患者さんが最期に人生史を語ることは

ディグニティセラピーでもあったことに

気づきました。

ご家族にとってこの本は手紙と

同様の存在になることと思います。